50代は“老後のお金”を意識するタイミング。老後資金が足りているか漠然とした不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

ここでは、ネットでできる資産運用シミュレーターで、あなたの老後資金について「見える化」する方法をお伝えします。
今の時点ではざっくりした試算でOKです。事前のシミュレーションで、あなたの将来の不安を解消していきましょう。
老後資金の目安は2,000万円ではない

ひと昔前、老後2,000万円問題が話題になりましたが、現在はインフレが進み、それでは足りないのではと騒がれていますね。
では、いくらあれば足りるのかというと、「それまでの蓄え、居住地や生活費、いつまで働くかなどの様々な条件で決まる」というのが答えになります。
それをあっという間に計算してくれるのが、ライフプランシミュレーターです。
ここでは、現在の生活費で今後も生きていくと仮定して、老後をシミュレーションしてみましょう。

次にご紹介するライフプランシミュレーターを使えば、老後のお金の動きがあっという間に「見える化」できます。
老後資金シミュレーション方法
ネットには無料の資産シミュレーターがたくさんあります。年収・職種・金融資産のほか、物価インフレ率など詳しい条件を入力できるほうが、より正確に試算できます。
現在の生活費をもとに老後資金をシミュレーション
老後のお金を「見える化」するには、金融庁のライフプランシミュレーターがとても使いやすいです。


とりあえず現在の生活費をもとに計算してみましょう。家計簿をつけている人はすぐに分かりますね。
▼年収の変化や働く年齢、現在の金融資産についても設定できます。


▼私は住居費を除いた生活費を10万円、物価インフレ率を2%に設定しました。

▼シミュレーション結果の画面。私の場合、今の資産状況では99歳で貯蓄がたった3万円になるようです。100歳まであとちょっと。

安全に老後資金を作る方法
老後資金を計算してみて、いかがでしたか?足りない場合は以下の3つの行動で対策していきましょう。
生活費を最適化
家計簿アプリを活用して生活費を最適化しましょう。今よりも生活費が下がれば、将来必要な老後資金も少なくてすみます。家計簿アプリは、資産形成している人にはおなじみの Money Forward ME がおすすめです。
NISAとiDecoで資産運用
NISAやiDecoで積立投資をして、金融資産を増やしましょう。NISAは投資元本1,800万円まで非課税枠があり、老後資金には十分。資金の出し入れの自由度が高いので、初心者でも投資を始めやすいです。
転職・副業で収入アップ
転職や副業をして今よりも収入を増やす努力をしましょう。転職がうまく行けば年収アップ、副業はコツコツ続けることで実を結びます。

すぐに結果が出なくても、あきらめずに行動あるのみです。ストレスを感じない程度に取り組む姿勢が大切です。
まとめ:老後資金を見える化して対策しよう
老後資金が「なんとなく不安」なら「数字で見える化」したほうが安心。シミュレーターを使えば数分でできるので、50代の今のうちにやってみるのがおすすめです。
もし足りなかったとしても今から対策すれば間に合います。私もなんとかして老後資金を増やそうと行動しているところです。一緒に資産形成を頑張りましょう!