アラフィフさんはあと十数年で老後がやってくる年ごろですね。老後資金はいくらあれば足りるの?と心配している方は多いのではないでしょうか。

総務省統計局「2023年(令和5年)家計の概要」によると、単身高齢世帯の月の生活費は約157,000円です。
この金額に家賃は含まれず、賃貸派はさらに生活費がアップします。
「ねんきん定期便」の内容では、私が65歳から受け取れる年金額は、月78,000円ほど。自分が予想以上に低年金なことに衝撃を受けました!
私は毎日、YouTubeやネットでお金の様々な知識を得ていますが、情報をまとめると、老後資金の不安を解消するには以下の2つを実践することが近道だと分かりました。
1.老後の生活費と年金受給額を調べて不足分を確認
2.節約・投資・収入アップで不足分を補う
私も実際に行動しているところです。やり方を詳しく解説していきますね。
必要な資産はいくら?現状を知るための3ステップ
- ステップ1家計簿アプリで生活費を計算する
- ステップ2ねんきん定期便で年金見込み受給額を調べる
- ステップ3年間生活費の不足額を計算する
1.老後の年間生活費を計算する
家計簿アプリを活用して日々の生活費のデータを蓄積し、年間の生活費を計算します。スマホでできる家計簿アプリは以下の2つが使いやすくておすすめです。
- Money Forward ME:断然オススメはこちら。圧倒的シェアNo.1!
- 楽天家計簿:楽天経済圏の人や使い方が分かる人には良い
2.年金見込み受給額を調べる
将来の年金見込み受給額は、年に1度、誕生月頃に送られてくる「ねんきん定期便」ハガキで知ることができます。ハガキの「公的年金シミュレーター二次元コード」をスマホで読み込むと、ネット上でも自分の年金情報を見ることができます。

もっと詳細な情報を知るために、ねんきんネット(https://www.nenkin.go.jp/n_net/index.html)に登録しておくと便利です。ねんきんネットでは、誕生日を待たずにいつでも自分の年金記録を見ることができます。
- 年金記録をいつでも確認できる
- オンライン上で見込額を試算できる
- 年金の手続きがスマホで完結できる
- 年金に関する通知をオンラインで受け取れる など
3.年間生活費の不足額を計算する
年間生活費とおおよその年金受給額が分かったら、以下の計算式で不足分を計算します。
[年間生活費]−[年金受給額]=[年間不足額]
例として、私の年金見込み受給額と総務省の単身高齢世帯のデータを使用して計算したところ、以下の結果になりました。
(年間生活費)1884,000円-(年金受給額)936,000円=(年間不足額)948,000円
このままでは、年間948,000円の赤字に。今すぐ老後資金対策をしないといけません!
老後資金が足りない!何とかする3つの方法
老後に必要な資金を計算して足りないことが分かったら、今からしっかり対策していきましょう。

まずは1.家計改善が最優先。2.浮いたお金を貯蓄や投資に回し、3.足りなければ転職・副業で収入アップを目指します。
1.低予算でも普通に暮らせる家計に改善
家計簿アプリを活用して生活費を最適化します。生活費が下がれば、将来必要な老後資金も少なくてすみます。
まずは、金額が大きい固定費を見直すと節約効果が高いです。
- 通信費:携帯を格安SIMに変える
- 保険:貯蓄型をやめて掛け捨て保険にする
- 住宅:家賃を下げるか持ち家なら中古物件を買う
食費や日用品などの変動費は、日々の工夫次第でムダな出費を減らせます。
- 食費:自炊をして外食を減らす
- 日用品費:値下げされやすい定番商品を購入する
- ファッション費:シンプルなファッションを心がける
変動費の節約は、こちらの記事が参考になります。
関連記事:ズボラさんにおすすめ|カンタンにできて時短につながる節約術
2.NISAとiDecoで資産運用をする
国のお得な投資制度を活用して資産形成をしましょう。おもに2つの制度があります。
- NISA(少額投資非課税制度):広く個人が資産形成を行うための制度
- iDeco(個人型確定拠出年金):老後の資金を形成するための制度
項目 | NISA | iDeco |
掛金の上限 | 成長投資枠:年間240万円 つみたて投資枠:年間120万円合計1,800万円 | 月額5,000円〜68,000円 (職業や年金制度によって上限が異なる) |
資金の引き出し | いつでも可能 | 原則60歳以降 |
運用益にかかる税金 | 非課税(通常20.315%) | 非課税(通常20.315%) |
掛金の所得控除 | なし | 全額が所得控除の対象 |
受取時の課税 | なし | 受取方法によっては課税される |
手数料 | 口座開設・維持費用は無料の金融機関が多い (商品によっては手数料がかかる) | 口座開設・維持費用、信託報酬など手数料がかかる |

私もNISAとiDecoで資産形成中。金融資産が成長すれば不足分を補えます。
金融庁の「ライフプランシミュレーター」で今後の資産推移を調べてみましょう。金融資産の利回りや物価インフレ率を指定していろいろな運用パターンを試せます。
金融庁:ライフプランシミュレーター(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/lifeplan-simulator/)
3.転職・副業をして収入を増やす
転職や副業をして今よりも収入を増やします。「副業する時間がない!」という人は副業と両立しやすい会社に転職して、効率よく収入を増やすのも一つの方法です。

私は会社員時代、趣味の延長で副業をしていました。少額でも自分の得意を活かしてお金をいただけるのはとても楽しいですよ!
趣味を副業にすると一石二鳥。副業するならこちらの記事も参考になります。
関連記事:副業としても◎今から始めて老後も楽しく続けやすい趣味5選
まとめ:今すぐ行動すれば老後の不安は解消できる
老後不安を抱えるあなたがいま、取るべき行動はこの2つです。
1.家計簿アプリとねんきん定期便で必要な老後資金を計算
2.足りない分は節約・投資・収入アップでまかなう
今すぐに行動を始めれば、老後の不安は少しずつ消えていくでしょう。これから私と一緒に資産形成を頑張りましょう!