今から投資を始めても大丈夫?もう遅い?
投資を始める勇気が持てないあなたに、お伝えしたい事実があります。
過去のデータによると、米国のS&P 500という株価指数に連動する投資商品に投資した場合、短期では上下をくりかえしながら、15年以上持ち続けるとほとんどのケースでプラスになっています。

つまり15年以上待つことができるなら、いつから投資を始めても遅すぎることはないということです。
ここでは、NISA(少額投資非課税制度)を理解して安全に老後資金をつくる方法をお伝えします。
こちらで紹介するインデックス投資は、早く始めて長く続けることが成功につながる投資方法です。この記事を読み、あなたが少しでも早くNISAを始めるきっかけになれば嬉しいです。
長期投資の目的とプラスの効果

近年、物価がドンドン上がる一方、給料はカンタンに上がらないし、預金利息で増える金額はごくわずか。今できる対策は投資をしてお金に働いてもらうことです。
長期投資の目的は将来への備え
投資をする主な目的は、将来必要な資金を準備することですよね。インフレが進み、お金の価値がドンドン下がっている状況では、長期投資が有効な資産形成の方法です。
- インフレが進んでいる:物価が上がってお金の価値が下がり続けている
- なかなか給料が上がらない:給料の上げ幅が物価上昇に追いついていない
- 銀行預金の利息が低すぎる:銀行に預けるだけではお金が増えにくい時代
- 年金だけでは不安:少子高齢化の影響で年金制度が崩壊しつつある
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だから資産運用が必要!
長期投資によるプラスの効果
投資はお金を増やすことが目的ですが、長く続けるとこんなプラス効果もついてきます。
初心者が投資するならインデックスファンド

初心者さんが投資するなら、長期・分散・積立投資が鉄則です。それらの条件を満たす投資が可能な商品がインデックスファンドです。
インデックスファンドって何?
インデックスファンドとは、株価指数(日経平均株価やアメリカのS&P500など)に連動して動く投資信託のこと。「たくさんの会社の株をまとめて少しずつ持てる仕組み」です。少額から始められて、リスクを抑えたい投資初心者さんに向いている投資方法です。

投資初心者は長期・分散・積立投資を心がけましょう。全世界に分散投資するオール・カントリー(オルカン)という商品がありますよ。
初心者はオール・カントリー(オルカン)が無難
オール・カントリー(全世界株式インデックスファンド)は、世界中の会社の株をまとめてパックにしたイメージ。世界中の株に少しずつ分散して投資できるので、50代からでもコツコツ資産を育てやすい投資信託です。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
→楽天証券、SBI証券どちらでも購入可能 - 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド
→楽天証券のみで購入可能
NISA制度を活用してオトクに投資をしよう
国のお得な投資制度は2つあります。NISA(少額投資非課税制度)で購入した金融商品はいつでも売却できるため自由度が高い一方、iDecoは60歳になるまでは資金を引き出せないしくみです。

初心者が投資をはじめるなら、いつでも資金を引き出せるNISAのほうが利用しやすいです。
NISAは初心者でも資産形成しやすい
NISAは証券口座の中で非課税で投資できる枠のことをいいます。NISAの投資限度額は投資元本1,800万円まで。老後資金を作るには十分な金額です。
掛金の上限 | つみたて投資枠:年間120万円 成長投資枠:年間240万円 合計1,800万円 |
資金の引き出し | いつでも可能 |
運用益にかかる税金 | なし(通常は20.315%) |
手数料 | 口座開設・口座管理手数料は無料 商品によって手数料(信託報酬)が異なる |
つみたて投資枠と成長投資枠
NISAで購入できる商品は、①長期・積立・分散投資に適した投資信託 ②上場株式(個別銘柄・ETF) の2つに分かれます。つみたて投資枠では①のみ、成長投資枠では①と②どちらも購入できます。
- 年間投資枠120万円
- 購入対象は金融庁の基準を満たした投資信託
- 購入方法は定額積立またはボーナス設定を利用して年初一括投資も可能
- 年間投資枠240万円
- 購入対象は投資信託のほか、国内・海外の上場株式(個別銘柄・ETF)
- 好きなタイミングでまとまった資金を投資可能
NISAで投資を成功させるポイント
まずはNISAのつみたて投資枠でインデックスファンドを少額積立し、株の値動きに慣れていきましょう。相場の上下に一喜一憂せず、長期投資を続けることが大切です。

証券口座を選ぶなら、ネット証券の楽天証券とSBI証券のどちらかであれば間違いないです。窓口がある証券会社は何かと手数料が割高です。
まとめ:NISA活用で老後資金は今からでも作れる
老後資金づくりは、NISAを活用すればアラフィフからでも充分間に合います!これからコツコツ準備していきましょう。
まだ投資に回すお金の余裕がない方は、こちらの記事を参考に資金を貯めましょう。
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