「給料日前は銀行の残高がギリギリ」
「家計簿が面倒でなかなか続かない」
お金を貯めるには、家計簿をつけることが大切です。手書きの家計簿が苦手なあなたは、スマホでできる家計簿アプリを利用してみては。
ここでは家計簿アプリを活用した「お金が貯まる体質に変わる3つのステップ」についてお伝えします。この3ステップに従って行動すれば、自然とお金が貯まるようになります。
- ステップ1家計簿アプリでお金の流れを「見える化する」
現状の収入と支出を把握する
- ステップ2毎月の予算計画を立てる
毎月一定の額を貯蓄に回す
- ステップ3ムダな支出を減らす
固定費と変動費の見直し

私はこの3ステップで家計改善して、月15万円で生活する習慣が身に付きました!
家計簿アプリを活用して予算内で生活する習慣が身に付けば、老後資金の予測が立てやすく、貯めるモチベーションもアップします。やり方を詳しく解説していきます。
ステップ1:家計簿アプリでお金の流れを「見える化する」
家計簿アプリに銀行口座やクレジットカード等を連携すると、自動的に入出金の明細を取り込んでくれ、家計のお金の流れを「見える化」できます。
最初に設定してしまえば、あとは手間要らずなのが続けやすさのポイント。

家計簿アプリは、資産形成中の人ならスマホに入れておきたいアプリのひとつです。
使いやすい家計簿アプリは Money Forward ME
家計簿アプリは Money Forward ME(マネーフォワードミー)が圧倒的にオススメ。Money Forward ME は、資産形成している人たちの間で大人気の家計簿アプリです。
- スタンダードコース月額540円|年額5,940円(クレジットカード決済の場合)。無料でも利用できる
- 連携口座の更新頻度が高く機能が充実している
- スマホでもパソコンでも利用できる

私は Money Forward ME の有料版を年払いで利用しています。無料版よりも断然使いやすいので有料課金する価値ありです!
家計簿アプリをラクに続けるコツ
家計簿アプリをラクに続けるには、初期設定を丁寧にすることが大切。収支を自動取り込みするためのデータ連携や費目の設定など、自分が使いやすいようにカスタマイズしていきます。
ここではMoney Forward ME を例に説明していますが、他の家計簿アプリでもやることは同じです。
◆現金を使わずに生活する
支払いは可能な限りクレジットカードやスマホ決済にします。現金を使うと、自分でアプリに入力する手間が増えて面倒だからです。
◆もれなくアプリに連携させる
全ての銀行口座や決済手段をもれなく連携さえしてしまえば、あとは Money Forward ME アプリが日々のお金の動きを自動でデータ化してくれます。
◆使いやすくカスタマイズする
Money Forward ME が自動で分類する費目が違っていたり、アプリ独自の費目がわかりにくいときは、使いやすい設定にカスタマイズします。

お金の流れが分かってきたら、次は予算計画を立てましょう。
ステップ2:毎月の予算計画を立てる

家計簿アプリを続けてみて、お金の状況が分かってきたら、次は無理のない範囲で毎月の予算を決めます。収入から生活費を引いて、貯蓄率10%を確保することを目標にします。
家計の支出は固定費と変動費の2種類
固定費は毎月ほぼ一定の支出のことをいいます。
- 家賃・住宅ローン
- 保険料(生命保険など)
- 通信費(スマホ・インターネット)
- サブスクリプション費(動画配信・音楽配信サービスなど)
- 教育費(習い事の月謝) など
変動費は月によって増減する支出です。
- 食費
- 日用品費
- 水道光熱費(電気・ガス・水道)
- 医療費(病院・薬代)
- 被服費(洋服・靴) など

固定費を見直しできれば家計改善の効果が大きいです。変動費は日々の工夫で節約できます。
突発的な出費のための特別費を積み立てる
特別費とは不定期に発生する出費です。年間の特別費を合計し、月割にした金額を毎月積み立てることにします。
- 冠婚葬祭費
- 旅行代
- 家電の買い替え費用
- 賃貸物件の更新料 など
貯蓄は収入の10%にする
収入から支出を引いて残る金額を確認します。貯蓄の割合は、いったん収入の10%を目標にします。
貯蓄分は給与振込口座とは別の口座に自動で振り込む設定にします。ネット銀行では、給与振込口座指定で一定回数の振込が無料になるなど、オトクなサービスが充実しています。

私は楽天銀行の毎月おまかせ振込予約(自動振込)を活用し、
毎月、決めた金額を他の口座に貯蓄しています。
消費の優先順位を決めて予算配分をする
家計簿アプリの明細をもとに費目ごとの予算配分をします。
総務省のデータによると、40代女性の一人暮らしの生活費は17〜18万円。あなたの同世代・同年収の人の生活費をネットで調べると参考になります。

私は失業などの緊急事態に備えて、平均よりも低めの月15万円で暮らせる予算配分にしています。
参考までに家計管理を始めた頃の私の生活費について表にまとめました。月収20万円のうち月15万円で生活し、残り5万円を貯蓄と予備費(旅行代や金額大きめの買い物)に当てていました。
項目 | 予算 | 補足 |
---|---|---|
家賃(管理費込) | 70,000 | 高め(都内ワンルーム) |
水道光熱費 | 12,000 | 普通 |
通信費(スマホと家のネット代) | 5,000 | 低(格安SIMと光回線) |
生命保険料 | 10,000 | 高め |
食費+外食費 | 25,000 | 低(自炊で節約) |
日用品費(化粧品含む) | 8,000 | 普通 |
服飾費(服・靴・バッグ) | 12,000 | 高め |
医療費(コンタクトレンズ代含む) | 8,000 | 月により異なる |
貯蓄 | 30,000 | 別口座に送金 |
予備費(旅行代、家電の買い替えなど) | 20,000 | |
合計 | 200,000 |

消費の優先順位をつけてメリハリのある予算配分にします。予算内に収まらない場合は、次のステップでムダな費用を削減しましょう。
ステップ3:ムダな支出を減らす
家計簿アプリをチェックして、「価格を下げても生活に支障が出ないもの」「止めても問題なさそうなもの」を削っていきます。
固定費の見直しは節約効果が出やすい
まずは固定費を見直すと節約できる金額が大きいです。

私はスマホの通信費、生命保険料、サブスク費の削減に成功。
月に3万円以上も節約できました!
ムダな固定費を減らす方法は、こちらの記事が参考になります。
関連記事:節約効果大!生活の満足度を下げずに固定費を節約する方法
変動費は日々の工夫で節約できる
変動費の節約は、日々の工夫の積み重ねで大きな効果を発揮します。

お弁当とマイボトル持参で外食費の削減など、工夫次第で変動費の節約が叶います。
食費や日用品費などの変動費の節約は、こちらの記事が参考になります。
関連記事:ズボラさんにおすすめ|カンタンにできて時短につながる節約術
まとめ:家計管理の継続で貯金体質になる!
家計簿アプリを活用して、どんな状況でも予算内でやりくりできる家計管理術を身につけましょう。最適化された生活費で暮らすうちに、ドンドン手元にお金が残るようになります。
まずはスマホに家計簿アプリをダウンロードして使ってみましょう。色々試してみて、あなたが心地よいと感じる家計管理を続けてくださいね。

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老後資産づくりに最適な、長期・分散・積立投資法については、こちらの記事が参考になります。
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