「いま賃貸暮らしだけど、老後もこのままで大丈夫かな…」
そんな不安を感じているおひとりさま女性は多いのではないでしょうか。私も独身なので、将来のすまいのことが心配で仕方がありませんでした。

ついに40代後半で中古マンションを購入!持ち家は快適ですが色々な問題が出てきました。
ここでは「アラフィフ・おひとりさま」の私が実際に住んでみて分かった、持ち家のメリットとデメリットをまとめました。持家の中でもとくに「マンション」についてお伝えします。
【この記事のまとめ】
持ち家になることで、安心感を得られたのは大きなメリット。ただ、同時に
賃貸よりも予想以上にお金も手間もかかることがデメリットだと感じています。
この記事の内容は、老後のすまいを賃貸と持ち家のどちらにするか、お悩みのあなたにとって参考になるでしょう。
物件探しから購入するまでの経緯

物件を探し始めた理由
在宅ワークを始めて、それまでの部屋が手狭になったことが物件探しのきっかけでした。
探し始めると広い物件の家賃が割高に感じ、借りるより購入したほうがお得だと判断。老後おひとりさま生活を快適に過ごせそうなエリアの中古マンションを探すことにしました。
物件購入までにかかった期間
お部屋探しから2ヶ月半後には引っ越し完了という、スピード購入でした。フルリフォーム済みのマンションで、築年数のわりには快適に暮らせています。念願の仕事部屋も確保できました!
入居から5年ほど住んでみた結果、持ち家のどんなメリットとデメリットに気がついたのか?次にまとめています。
持家のメリットは安心感と自由度のアップ

「マンションを購入して良かった」と思う点は、なんといっても「安心感」と「自由度」です。
具体的なメリットをご紹介します。
自分の資産になる安心感
持ち家のメリットと言えば、「自分の資産になる」という点が大きいです。安心感からか、自宅が快適でムダな外出が減り、さらには物欲も減りました。
あと、人によるとは思いますが、私は住宅ローンを抱えてから働くモチベがアップしました。
設備が整っていて防犯面でも安心
分譲マンションの大半は、ゴミ捨て場や廊下など共用部のメンテナンスを管理会社が行います。オートロックや防犯カメラが設置されていれば、防犯面も安心です。
お部屋づくりの自由度が高い
お部屋を自由にリフォームできるのは、持家ならではの特権。賃貸でもリフォームは可能ですが、大家さんの許可が必要になります。

我が家では国と自治体のリフォーム補助金を活用して、内窓リフォームをしました。窓を二重にすることで、夏冬のエアコンの電気代節約になっています。
持家のデメリットはお金も手間もかかること

持ち家マンション生活はとても快適ですが、賃貸のころよりもお金も手間もかかることが増えました。
マンションは修繕積立金がかかる
分譲マンションでは毎月の管理費のほかに、修繕積立金もかかります。築年数が経つにつれ修繕の機会が増え、修繕積立金も徐々に値上がりしていきます。
私が住む物件では最近、管理費も修繕積立金も値上げされましたが、資金不足が解消されず、理事会で問題になっています。
持家になると手数料や税金がかかる
物件購入時は仲介手数料など様々な費用の負担があります。また、不動産関連の税金も支払わなければなりません。
- 不動産を購入するとかかる手数料・税金
仲介手数料、登録免許税、消費税、印紙税、不動産取得税 など - 不動産を保有していると毎年かかる税金
固定資産税(地域によっては都市計画税も)
しっかり準備していたつもりでしたが、入居初年度にかかる不動産取得税を計算に入れておらず、お知らせの手紙が来たときに焦りました。
住宅設備費の負担が自腹
持家では住宅設備の寿命を考え、買い替えの費用を貯めておく必要があります。賃貸の場合は大家さんが費用を負担してくれて有り難いですね。
我が家は入居時にエアコンを設置して、工事費込みで1台13万円ほど出費。また、給湯器がそろそろ寿命を迎える時期で、交換に10〜20万円はかかる見込みです。
マンション管理組合の活動に時間を取られる
私が住むマンションでは2ヶ月に1回ほど、休日に管理組合の集まりがあります。理事会の役員になりたい人はあまりいないので、数年に一度はイヤでも役割が回ってきます。賃貸なら、そんな心配はありません。
まとめ
私の住宅購入体験談、あなたの参考になりましたでしょうか?
持ち家なら「老後に部屋を貸してもらえない」という心配はなさそう。ただ、賃貸にはない税負担や快適に暮らすための維持管理費用がそれなりにかかります。
賃貸か持家か?迷っているあなたは、住み始めてから「こんなはずでは…」とならないよう、ご自身に合う選択をしてくださいね。